エラントリス 鎖された都の物語

物語を読み終わった後の高揚感というのは堪らないものがありますね。
ということで、そんな高揚感を味わったエラントリスです。


かつて栄華を誇った魔法都市が何らかの原因で、魔法が使えなくなり
呪われた都市になってしまった。
神の様な力を持っていたその都市の住人も、皆呪われてしまい。
いつしか、その都市は呪われた人々の隔離場所となってしまった…。
その呪いに見舞われた王子と、その王子と結婚するはずだった異国の姫君。
そして、その国家を改宗するために国にやってきた主教。
この3人が織り成す物語です。


この本との出会いというのは、12月末あたりに最近読む本ないな〜と
にちゃんねるの、ライトノベル板にある、紹介スレを眺めていた時でした。
ラノベ板なので、基本ライトノベルの紹介なんですが、希望者がラノベ以外もOKの
場合は、他の物も紹介されます。
そこで紹介されていたのがこの本でした。
興味を持ったのは、中世ファンタジーという世界観と、呪われた廃墟となった都市
という舞台。そそられました(*´д`)
そして、わざわざライトノベルのスレッドで紹介されてるぐらいだから
結構話が面白いに違いない!という感じで読むことを決めました。


まあ、近場の本屋を何件も探したんですけど、全然見当たらなかったんですよね…。
ハヤカワ文庫FTとか、お店にそこまで数置いてませんから(ノд`)
ダメ元で、地元のbookoff行ったらあって歓喜しましたよ、ええ。


文章は割りと読みやすい感じで、世界観も把握しやすかったので
上下巻で1000ページぐらいあったのだけども、結構一気に読めました。
どうして魔法が使えなくなってしまったのかという謎を追いかけたりするのですが
謎自体は、そこまで凄い物ではなかったかなという感じ。
でも、そこに至るまでの物語がとても面白かったし、引き込まれた。
特に王子がメインのところは、絶望的な状況なのにワクワクさせられっぱなしでした…いいお話だった。




中世ファンタジーがいける人には、オススメしておきます(´ω`*)

エラントリス 鎖された都の物語〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

エラントリス 鎖された都の物語〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)